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各カード支払方法のメリット・デメリット

クレジットカード利用額の支払い方法には、手数料(金利)の掛からない『一括払い』などや、支払回数などにより手数料(金利)の掛かる 『分割払い』『リボルビング払い(リボ払い)』などがあります。

ここでは、それらの各支払い方法に於ける特徴ならびに長所・短所について述べてみたいと思います。

一括払い

【特徴】一回払いで利用額を支払う方法で、手数料(金利)は発生しません。

【長所】手数料(金利)が掛からず、利用額の管理が非常に把握しやすいので、無理なカード利用も避けられます。

【短所】直近での支払いが必要で、同一月にこの方法で複数のカード利用をした場合、支払金額が大きくなります。

ボーナス一括払い

【特徴】1月・8月(カード会社により受付月が異なります)などのカード利用者のボーナス支給時期にあわせ利用額を一括で支払う方法で、一括払いと同様手数料(金利)は発生しません。

【長所】支払時期まで猶予があるので直近での支払いを避けられ、なおかつ手数料(金利)も掛からず済みます。

【短所】支払い時期が先延ばしになるので、この方法で複数の利用をした場合、支払金額が大きくなる可能性がありますし、予定していた額より下回る場合、支払いが困難になります。

分割払い

【特徴】利用額を3回、6回、12回など月単位で数回に均等分割して支払う方法で、カード利用の度に支払い回数を指定できるのが特徴で、手数料(金利)は支払回数に応じて異なります。

【長所】支払い回数をその都度決められるので、支払いの完済時期を把握しやすい。

【短所】複数の買い物をした場合、月ごとの支払いが重複すると、毎月の支払い金額が大きくなり支払いが困難になります。

リボ払い

【特徴】限度額内であれば利用額に関わらず、あらかじめ定めた一定の額(定額方式)、又は一定の率(定率方式)で代金を毎月支払う方法で、 金利は常に返済残高に対して掛かります。

また、利用残高により返済額・返済率が変動するスライド型リボルビング方式による支払方法もあります。

【長所】毎月の支払額が一定化されるので、月単位では無理のない支払いが可能となりえます。

【短所】利用額が増えれば支払い回数も増えて完済時期を把握しづらくなり、支払いが長期化すればその分金利も大きくなります。

2回払い・フレックス払い

上記に述べた支払い方法以外に、『2回払い』といって利用額を2回に分けて返済する方法があり、この場合もほとんどのカード会社で手数料(金利)は発生しません。

また、 『フレックス払い』という、予め設定した月単位の最低支払額を上回る金額であれば、いくらでも支払う事が出来るリボ払いの変形支払方法もあります。

『フレックス払い』は、最低支払い金額以上ならば毎月の支払い額を一部あるいは全額など、 自由に返済額を変更することができることから、俗に「あるとき払い方式」などと呼ばれている支払方法です。