付帯する海外旅行保険の内容を
充実させる技
一般的なクレジットカードには、たいてい付帯保険として海外旅行傷害保険が付いています。
年会費無料のカードなどには付帯されていないモノもあったり、年会費無料カード・一般(クラシック)カード・ゴールドカードなど、 クレジットカードのクラスによって補償額などの保険内容が変わってきますので、
旅行が趣味の人や年に1回は海外へ出向く人などは、 こういった付帯されている旅行保険の内容にも気を掛けてカードを選ぶとよいでしょう。
旅行の度に発生する保険料を節約
保険会社などで申し込んで入る一般的な海外旅行傷害保険の料金はそこそこな値段で、ほとんどが掛け捨てですので、
補償内容にもよりますが旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードを保有しているだけで、 旅行の度に発生する保険料を浮かせることが出来ます。
危険な地域や数ヶ月以上の長期旅行などの場合では、補償額の面などを考慮してスタンダードやゴールドなどの 保険内容が充実しているクレジットカードを作っておくか、一般的な海外旅行傷害保険に入って行く方が無難かもしれませんが、
数日から数週間程度の旅行なら、年会費無料のカードでも(もちろん旅行保険が付帯されていることが条件)ちょっとした工夫にて、 ゴールドカードや一般的な海外旅行傷害保険と較べても遜色のない充実した保険内容にすることができます。
知識として知っておく
そのちょっとした工夫とは何かといいますと、
別に工夫といった大したことではなく、知識として知っているか、いないかだけのことなのです。
無駄な説明は省いて結論を述べます。
複数のクレジットカードを保有している場合、付帯されている海外旅行傷害保険というのは、 傷害死亡・後遺障害を除くそれ以外の補償については、個々のクレジットカードの補償額が合算できるのです。
具体的に述べますと、旅行中に傷害で死亡したとき、または後遺症が残ったときには、保有しているクレジットカードの中で、 傷害死亡・後遺障害補償額の最も大きなカードのモノが補償最高額として適用されるだけで、個々のクレジットカードの補償額は合算されません。
しかし、傷害を受けたときや病気になったときの治療費用の補償額などは、個々のクレジットカードの補償額が合算できるのです。
複数カードで補償内容を充実
個々のクレジットカードの傷害疾病・治療費用の補償額がカードAでは100万・カードBでは200万となっている場合、 合算して最高300万円までは補償してもらえるということです。
ということで、旅行保険が自動付帯されているなら年会費無料のカードでも複数保有することにより、 傷害死亡・後遺障害補償を除き、かなり充実した補償内容になるということです。
上記を読んでもピン!とこなかった方は、付帯する海外旅行保険の合わせ技!シュミレーションの項目をお読み下さい。
ただし・・・
ただ注意として、クレジットカードの種類やグレードクラスが違っても、 カード発行会社が同じ場合や同系列のカードである場合には合算されないことがあったり、
合算うんぬんの問題以前に、海外旅行傷害保険自体が適用条件次第によって補償されないなどがあるので、 入会する前に問い合わせて確認しておきましょう。
このあたりのポイントについては、海外旅行保険は自動付帯でも安心してちゃ後悔しますの項目にて解説しています。